40代を過ぎても健康に痩せる方法を知りたい
そんな方に向けて。
こんにちは、ユカリ(@yukarinote)です。地方に住む夫婦二人暮らし妻(45歳)、フリーランスナースをしつつ趣味でブログを書いていています。
当記事では、30年以上ダイエッターな私が、8週間でマイナス8キロに成功した健康法、「生穀菜食」について紹介しています。
※個人的な感想も含めて書いています。
これまで取り組んだダイエット法は数知れず。
- 炭水化物抜き
- 3食しっかり
- 食間を16時間あける
- 朝は食べない
- オートミール
- 蒸し野菜
- プロテイン
- 玄米
- ヨーグルト
- レコーディングダイエット
- 果物たっぷり
すべては覚えていないけど、ありとあらゆる方法に取り組みました。
まったく結果が出ないこともあったし、痩せてもすぐリバウンドしたり、体調を崩したり、気分が悪くなって倒れたり…そんなことの繰り返しでした。
今思うと、頑張ろう!とモチベーションを上げすぎたのもよくなかったし、そもそも頑張らないと続けられない方法は自分には向いてなかったと思うんです。
今となって思うのは、何を食べたら痩せる??何を食べなかったら痩せる?ばかり考えすぎていたということです。
そんなときに出会ったのが、「生穀菜食」。
腸にフォーカスした食事法が、体調の良し悪しにまで影響するという考え方に興味深々でした。
生穀菜食とは何か
生穀菜食についてまとめてみます。
1:生穀菜食の内容は?
生穀菜食とは「生の穀物」と、「生の野菜」をメインにした食事法のことです。
「生穀」とは、玄米や雑穀に火を加えず粉末にして食べる方法。
「生菜食」とは、お野菜を生のままいただくこと。
「生のお水」沸騰させていないお水を飲むこと。
「生の野菜」と「生の穀物」をメインにした食事って、これまで私がやったことのある食事法の中で最も過酷な内容でした。
これに加えて、動物性たん白質や加工食品や果物も控えます。
”え、それだけしか食べられないの??”と思ったのと同時に、焼いたり、煮たり、蒸したりすることで美味しくなることを既に知ってしまっているから、「生のままでしか食べられない」ことが最初はすごくつらかったです。
2:なぜ生のまま食べるのか
食べ物を変えると長年の不調が解消されるのは、「腸がきれいになって、血液が変わって、自己免疫力が高まるから」という考え方が浸透しつつあります。
- 生で食べると腸内に溜まりにくい。
- 火を通さず生のまま食べるほうが消化に軽い
このような観点から生のまま食べるほうがいいそうです。
腸が汚れていると吸収力が良くないから、どんなにいいものを食べても髪の毛や爪、肌へ栄養が回りにくくなるし、当然のことながら身体の不調も招く…というのは、いくつかの本で読んだことがあります。
3:ナチュラルハイジーンとの違い
生穀菜食に似た考えにナチュラルハイジーンがあります。
その内容は、
人間の体や健康のために必要な条件を与え、傷つけるものを与えないことによって体内外の衛生を保つというものです。
食事内容
・午前中は果物のみを食べ
・生野菜中心の食事にする
・動物性たんぱく質は控える
・精製加工食品は食べない
果物を食べる点や、火食がNGになっていない点は、ナチュラルハイジーンのほうが食べられる物の選択肢が多く、続けやすいかもしれません。
私は生穀菜食を3か月みっちりやったあとに、ナチュラルハイジーンのことを知りましたので、「自分はナチュラルハイジーンよりストイックな内容を3か月やったんだな」と思いました。
生穀菜食とナチュラルハイジーンの違いについてはまた別の機会に書いてみたいと思います。
生穀菜食に取り組むきっかけ
そもそもわたしは万年ダイエッターですので、痩せたい!痩せられない!という悩みをずっと持ち続けていました。
それと同じくらいたくさんの体調不良もありました。
45歳になって、「何をやっても痩せないし、やはり根本から体質を変えないといけないんじゃないか?」と思うようになりました。
1:身体からのSOS
思いつくだけでもこれだけ多くの不調がありました。
鼻づまり、くしゃみ、鼻水、嗅覚が鈍感、眠りの浅さ、おでき、偏頭痛、体のだるさ、便秘、冷え性、浮腫み、痩せにくくなったなど
嗅覚の鈍感さがどれくらいひどかったかというと、パンをトースターで何度も焦がしたし、料理が焦げてるよと夫に何度も指摘されたし、料理が古くなっているものを食べてお腹を下したこともありました。
そのほかにも、パン屋さんでパンの香ばしいにおいが分からないとか、料理のにおいがわからないとか。嗅覚が鈍感なことで、生きる楽しみが半減してるな…と感じる場面が多かったです。
2:特にひどかった鼻炎
鼻炎症状は入院して手術するほどの大病ではないですが、暮らしの快適度を下げるには十分すぎるほどの威力があります。
そのせいで眠れない夜が続いてしまうことや、仕事中にも支障をきたすことがありました。
病院で鼻炎薬を処方されて、処方通りに内服すればその時はなんとなく治まるけど、薬を止めればまた症状が出てくる…の繰り返し。
何かが身体に”悪さ”をしてることは感じていたけど、何が悪さをしてるのか?どうすればいいのか?が分からず長年苦しんでいました。
生穀菜食だけ続いたワケ
万年ダイエッターの私がこんなにもストイックな食事を3か月も続けられた理由。
1:思考の変化
ダイエットに取り組んでいると、大好きなご飯や麺類や炒め物や揚げ物のことをしょっちゅう考えます。考えれば考えるほど食べたくなって、我慢しなきゃと思えば思うほどストレスが溜まって挫折していました。
そうではなく今回は、体質改善に取り組んでるんだ!という意識が強かったので3か月間しっかり続けられました。
2:簡単だった
食事内容が本当にシンプルで簡単!
特別なものを買う必要はなくて、野菜を生のまま食べればいいだけ。
もともと料理が得意じゃなかったから「生のまま食べればいい」という方法が、時にはお手軽でいいなと感じることもありました。
穀物を生のまま食べるのは難しかったので、玄米をコーヒーミルで挽いてみたこともありましたが、自宅で細かく挽くのは難しくて断念…。今は通販で玄米の粉を購入しています。
3:美味しかった
生の穀物と生の野菜だけの生活なんて味気ない!マズイに決まってる!と思うかもしれません。
でも不思議なんですが、その食生活を続けているうちに味覚が変わっていきます。
これは本当です!やってみた人にしかわからない感覚だと思います。
料理が下手なりにも、これはどうやったらもっと美味しく食べられるだろうか??とアレンジを考えるようになりました。
野菜サラダには美味しいドレッシングが欠かせませんから、自分で手作りしたり、塩麹を作ったりするようになりました。
生穀菜食を継続して3か月間の効果
生穀菜食を続けた感想をまとめてみました。
1:嗅覚が戻った
昔から”痩せたい一心”だったわたしですが、その前に根本から体質改善を変えなくちゃだめだ!と思い生穀菜食に取り組みました。
特に、「鈍感な嗅覚やアレルギー鼻炎症状をどうにか克服したい!」という思いが強かったです。
それで、毎日の食事を生の野菜と生の穀物に変えて、2週間くらい経ったころから徐々に体重が落ちはじめました。
夜もしっかり眠れるようになって、偏頭痛も出なくなって、頭が冴えて、そして3か月が経ったある日、急に嗅覚が復活しました。
忘れもしない7月の週末のある日。スーパーの駐車場に車を停めて、車から降りた瞬間、ふわっと風のにおいがしたんです。
嬉しすぎて何度も何度も鼻から空気を吸いました!
「あぁ、ようやく3か月目にして自分の細胞が変わったんだな」と実感した瞬間でした。
2:痩せた
生穀菜食が、ダイエットの近道になるのは、生の野菜の酵素が解毒を進めるから。
何を食べたら痩せるとか、食べなかったら痩せるか?ではなく、いま身体のなかにべっとり溜まっている余計なものを出さないといけなかったんです。
しっかり出しつつ、そのうえで素材に含まれる元気な酵素を生穀菜食でそのまま丸ごと吸収していく、という流れが正解でした。
あんなに痩せられなくて困っていたのに、少しずつ体重が減って、服が緩くなって、でも活力はしっかり湧いて、食べることに対する恐怖がなくりました。
食事を変えることでスルスル~っと痩せて、その先に体質改善が待っていました。
最後に
わたしは整理収納アドバイザーのお仕事もしているのですが、体質改善をすることはこれと似ているなと思うことがあります。
「片付けの基本」はまず出すことです。
- 部屋や押し入れや机のなかに押し込まれているすべてのものを全部出して
- いるいらないを判断して
- いらないものは処分して
- 本当に必要なものだけを元に戻していく
家の中もモノが多くなってくるとモノに場所を占拠されて本来の暮らしが送れなくなるように、腸が詰まりすぎると、本来持つ消化力や解毒力が低下して脂肪をため込む体質になってしまいます。
だからわたしは
- 生穀菜食で脂肪蓄積の原因である毒素排泄を目指した。
- 添加物や加工食品、消化に負担がかかる動物性食品なども控えた。
というわけです。
生の野菜と穀物中心のデトックスメニューで毎日の食事を美味しく楽しく取り組めればダイエットが苦しいものではなくなりますし、非加熱のお野菜をシンプルに生のままいただくことで、材料に含まれる元気な酵素がそのままいただけます。
ダイエットには、クリーンな胃腸が不可欠です。
胃腸の詰まりをなくして、元の消化力を発揮できれば身体はどんどん変わっていきます。
興味をお持ちの方に、私の体験が参考になりましたら幸いです